かいけつゾロリ、キャベたまたんていなどのシリーズは、挿絵も多くて、幼稚園・保育園の子から小学校低学年の子には大人気です。でもそれを一通り読んだら、さて何の本にしよう、と迷いませんか。
ジュニア文庫はたくさんありますが、どうも文字だけだと触手が伸びない子もいますよね。
ジュニア文庫などの文字が多い本への橋渡しはどうしたらいいんだ! と昔、結構悩みました。
我が家の経験を踏まえて、そんな子におすすめの本を紹介します。
「10歳までに読みたい世界の名作」シリーズ、絵が豊富で文字が大きい!
一つ目のおすすめは、「10歳までに読みたい世界の名作」です。
など世界の名作がずらり。
しかも、内容はほどほどに要約されていて、低学年の子供でも理解できるようにまとめられています。
あらすじの抜粋のような形ですが、ちゃんと会話などもいいとこ取りしてあって、面白さはキープ。
挿絵も多く、巻頭にカラーで登場人物や場所などの情報がまとめて掲載してあるので、文字が苦手な子でも、物語の世界に入りやすい工夫がされていると思います。
文字も大きくて、ふりがなもふってあるし、少し難しい語は、注釈があって(ページの左右に)意味も書いてあります。
まさにいたれり、つくせりです。
シャーロック・ホームズやルパンは、すでに数冊出ていて、子供がハマったら買い足すこともできますね。
数冊は、Kindle unlimitedにも入っているので、会員の方はみてみるとよいかもしれません。
私は、Kindle unlimitedで子供の興味があるものがわかって、その分野のものを別に買い足しました。
ただKindleだと、冒頭のカラー紹介の部分はみにくいです。その点だけKindleでは不満でした。
Kindleで読むなら、Kindle端末かiPadなど少し大きめの端末で読まないと厳しいです。
うちの子は、少し学年が高くなると、このシリーズとは別で、ホームズが読みたいという気持ちが芽生え、そのままジュニア文庫のホームズなどに手を伸ばしていました。
そんな形で興味が広がってくれると親としてはうれしいですね。
「ゲームブック」で、最後まで読み進める楽しさを
ゲームブックをご存知ですか?
世代なのかもしれませんが、自分が子供のころにも読んだ記憶があります。
話を進めると分岐点が出てきて、「道の先に進む」ならば●ページ、「来た道を戻る」ならば▲ページ、といった具合にストーリーがわかれていく物語です。
結末も何パターンかあり、ハッピーエンドからバッドエンドまでさまざまです。
文字だけではなかなか読まない子はベームブックがおすすめという話を聞いて、我が家でも買ってみました。
確かにストーリーの先が気になるようで、ずっと本を読んでいましたね。
一度結末まで読んでから、いろいろな結末が読みたくて、何度も読み返していました。
絶版になっている本も多いのですが(読みたくて中古で買いました……)、
現在販売している中では、「たったひとりのサバイバル・ゲーム!」シリーズがおすすめです。
翻訳ものなのですが、ピンチを脱出するという明確なゴールがある点もわかりやすくてよいですね。
選択肢が、危険な生物に立ち向かう・逃げる(意訳)みたいにシンプルで、絶対そっちじゃないんじゃ、というような方も意外にうまくいく、という、物語としても面白く作られています。
ジャングルだけでなく、砂漠や雪山、太平洋などさまざまな場所からの脱出がシリーズ化されているので、子供の興味があるものを選ぶのがおすすめです。
女の子でしたら、「バニラのお菓子配達便!」がおすすめです。が、今は中古でしか購入できないようです。残念……。
いがかでしたか。
低学年・中学年の間はほんとうに少しの時間ですが、少しでも興味の幅が広がるように、親としては手助けしたいですね。
次は、学習マンガ編として、おすすめの学習マンガを紹介したいと思います。