消せるペンとして、便利なフリクション(FRIXION)シリーズ。
ボールペンのフリクションボール、カラーペンのフリクションカラーズ、蛍光ペンのフリクションライト、色鉛筆のフリクションカラードペンシル、など今ではランナップが充実してきました。
私(伊原)も、発売当初からの愛用者。初めのころは色が安定しなかったり、濃さに納得いかなかったりしましたが、今では発色もきれいで、さまざまなシーンで、かかせない文房具となりました。こすって消えるという、間違えられる気軽さは何者にも変えがたいですよね。
文房具を新調するときに気になるのが、色味! 買うときには試し書きをしたいと思うのですが、なかなか時間がなくてできないというときもあります。
今回は買うときに参考になるよう「色」を比較していきます!
そもそもフリクションが「消せる」理由
さて、こすると消える、がフリクションの特徴ですね。ラバーで強くこすって60度以上にすることで、インキが変化して色が透明になります。詳しくは、パイロットのウェブページを見てみてください。動画で詳しく、説明されています。
温度による物質変化で透明に、という仕組みは本当に面白いですよね。通常の鉛筆を消しゴムで消すのとはちがい、こすりとるという物理的な消し方ではないので、60度以上という温度になればよいわけです。
ですから、フリクションで書いたノートをドライヤーで一気に消す、といったことも可能です。
また、炎天下の車の中に、フリクションで書いた手帳を忘れて、メモが全部消えてしまった、という悲劇も起こりえます。
フリクションの注意事項にあるように、証書類など消えてはいけないものには使わないようにしましょう!
郵便の宛名などに使うと、仕分けの機械を通った際に全部消えてしまうということもあるそうです。消えてはまずい大事な書類には、ぜったいに使ってはいけません。
新色 フリクションライト ナチュラルカラー
いわゆる蛍光ペンのシリーズ、フリクションライト。さまざまな色がありますが、今回はナチュラルカラーです。6色セットを購入して、書いてみました。
色は、上から、レッド、コーラルピンク、ペールオレンジ、ライトグリーン、スカイブルー、グレーです。
最近、グレーのマーカーペンが増えてきましたね。各社で発売されて、気になっていたので、新ラインナップに入っていてうれしいです。
書いてみて思うのは、ナチュラルといいつつ思ったよりもはっきりとした発色だと思いました。薄くはない、ということです。なので、目立たせたい部分に効果的に使えそうです。
そして、私が一番気になったのが、これまでのラインナップとの色の違いです。
フリクションカラーズとの色の比較
ピンク系
上から、今回紹介しているフリクションライトのコーラルピンク、フリクションカラーズのベビーピンク、コーラルピンクです。
ペンの軸の色はかなり違うのに、色としては、フリクションカラーズのコーラルピンク(一番下)と似ていることがわかりました。素人目にはほどんど同じ色。少しだけフリクションライトの方が薄いかな?
オレンジ系
上が今回紹介しているフリクションライトのペールオレンジ、下がフリクションカラーズのオレンジ。
これは比較対象を間違ったかもしれませんが…。ペールオレンジの方が少しベージュっぽいですね。でもけっこう発色はしっかりです。
いかがでしたでしょうか。
個人的には、フリクションカラーズも蛍光ペンとしてマーカーを引くのによく使うので、色の違いを確かめられて、満足しました!
同じように思っている方の参考になったらうれしいです。
そして、フリクションライトのナチュラルカラーの総論としては、ペンボディの色に騙されるな!けっこう発色はしっかりしているぞ!ということをお伝えしておきます。
とはいえ、キツい色ではなくきれいなやさしい色ではあるので、とても使いやすいと思います。私も、資料へのマーカーにどんどん使っていきたいなと思います。